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新NISAで一括投資と積立投資のどちらがおすすめ?

新NISA一括投資と積立投資の判断ポイントは?

新NISAを始めるにあたって、「一括投資と積立投資、どちらが自分に合っているのか分からない」という悩みを抱える方は少なくありません。

一括投資は大きな利益が期待できる反面、リスクも大きく感じられます。一方で、積立投資は堅実だけれど、時間がかかりすぎるようにも思えるかもしれません。

そこで、この記事ではどちらを選ぶべきか判断するためのポイントを3つ紹介します。あなたの投資スタイルを見つけるヒントになれば幸いです。

判断基準は5つのポイント

判断ポイント

一括投資か積立投資にするかを判断するには、5つのポイントを順に紹介していきます。

詳しい説明は不要で結果だけみたい方は、以下の5つに当てはまる場合は、一括投資が可能な人になると思います。

チェックする5つのポイント

  • リスクを許容できる人
  • 十分な投資資金がある人
  • 投資期間が10年以上ある人
  • 一度に大きな金額を投資しても落ち着いている人
  • 近い時期に大きな出費がない人

以下で詳しく解説していきます

リスク許容度

2024年は一括投資の方が大きく利益を伸ばした相場になりましたね!

一括投資の場合

一括投資は、まとまった資金を一度に投入するため、相場のタイミング次第では大きな利益を得られる可能性があります。

その分リスクも大きく、運用開始直後に相場が下落すると精神的な負担が大きくなりがちです。リスクを受け入れる覚悟がある方には適しています。

積立投資の場合

積立投資は毎月少しずつ資金を投入していくため、価格変動の影響を分散させることができます。

相場が上がっているときは少量購入、下がっているときは多めに購入できる「ドルコスト平均法」を活用することで、長期的に安定した運用が期待できます。

投資可能な資金の量

投資可能な資金は人それぞれ違うため、どちらに当てはまるか選択します!

一括投資の場合

一括投資を選ぶ場合、ある程度まとまった資金が必要です。例えば、手元に余裕資金があり、すぐに運用を始めたい場合は一括投資が選択肢に入ります。ただし、生活費や緊急時の資金を残しておくことは必須です。

積立投資の場合

積立投資は、まとまった資金がなくても始められるのがメリットです。毎月一定額を投資に回すことで、無理なく資産を増やしていくことができます。

例えば、毎月1万円からでも始められるため、若い世代や投資初心者にもおすすめです。

投資の目的と目標時期

一括投資の場合
投資の目標時期が10年以上先の場合は、相場の変動に耐える時間的な余裕があるため、一括投資のメリットを享受しやすくなります。

積立投資の場合
一方、数年後に特定の資金が必要であれば、リスクを抑えた積立投資が向いています。

気持ちや性格との相性

投資の成功には、気持ちの安定が非常に重要です。

一括投資の場合

一括投資は相場の動きによって資産の増減が大きくなるため、不安を感じやすい方には向いていない場合があります。

積立投資の場合

「大きなリスクを取るのは怖い」「相場を頻繁にチェックしてしまいそう」と感じる方は、積立投資を選ぶ方が精神的な負担が少なく、長続きしやすいです。

「少しずつでも着実に資産を増やしたい」「焦らずコツコツ取り組みたい」と考える方には積立投資が合っています。

経済状況やライフイベント

自分や家族のライフイベントを考慮することも重要です。

一括投資の場合

例えば、結婚、子どもの進学、家の購入など、大きな支出が見込まれる場合は、それに備えて流動性の高い資金を手元に残しておく必要があります。

一括投資は、まとまった資金を投入するため、余剰資金がどれだけあるかが大きな判断基準となります。

積立投資の場合

一方で、積立投資は月々の収入から少しずつ資産形成をするため、ライフイベントが多い時期でも無理なく続けやすい方法です。

一括投資と積立投資の実データで比較

S&P500の実データで比較

一括投資と積立投資の実データでは、どのようになっているのかを比較してみました。

人気の投資信託のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)で比較してみます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、2018年7月から運用がはじまったため、それほど古いデータはないのですが、一括投資の方がかなり大きなリターンとなっています。

対象期間:2018年7月 - 2024年11月

最初に投入した元本が多いため、

s&p500-30000円

sp500-data

対象期間:2020年1月 - 2024年11月

こちらは参考までに、コロナ直前から投資を始めた場合のチャート

1年目は大きく下落したため積立投資より利益は少ないですが、その後は元本が多い一括投資の成績がよかったですね

sp500-2020年チャート

sp500-2020年データ

迷ったらどうする?

迷ったときの対応

一括投資と積立投資のどちらを選ぶべきか迷った場合は、「リスク分散」を優先するのが鉄則です。

ハイブリッドな方法

例えば、一部を一括投資、残りを積立投資に回すハイブリッドな方法を取ることも可能です。

また、投資を始める前に自分の資産状況や目標を明確にしておくことも重要です。

まとめ

まとめ

一括投資と積立投資のどちらが良いかは、あなたのリスク許容度、投資可能な資金量、目標のタイミング、気持ちや性格との相性、そして経済状況やライフイベントによって変わります。

それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った投資方法を選びましょう。

新NISAは、長期的な資産形成に最適な制度です。

新NISAを続けていくことで資産を増やすことができると思うので、自分が続けられる方法自分に最適な投資スタイルを見つけて、資産運用をスタートさせましょう!

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