Webライターは、資格や経験がなくても始められる仕事の一つです。
しかし、
実績がなく、スキルを証明できない。
と悩む人もいるかもしれません。
そこで今回は、WEBライティング実務士の資格取得について解説します。資格がなくてもWebライターになれますが、勉強の成果を証明できる肩書きがあると安心ですよね。
資格取得やライティングスクール受講に悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。
WEBライティング実務士になる難易度は?
合格率は平均47.2%と言われており、難易度は高くありません。特に、四択問題は、受験したほとんどの人が9割以上の正答率であると発表されています。
講座の教材には、基礎と実践のテキストと問題集が含まれているため、教材できちんと学習していれば十分でしょう。しかし、記述式の問題については点数は二極化しているようです。
WEBライティング実務士はどんな資格?
日本クラウドソーシング検定協会が主催する、民間の検定試験「WEBライティング技能検定」。その合格者が取得できるのが、WEBライティング実務士の資格です。
検定に合格すると、合格証書と認定カード、WEBライティング実務士IDが与えられます。発行料として別途3,000円が必要ですが、有効期限や更新の手続きは必要ありません。
資格があることで、Webライティングにおいて一定のスキルやビジネスマナーがあると証明でき、案件獲得に有利になる可能性があります。
また、提携するクラウドソーシングにて、優先的に案件を紹介してもらえたり、記事報酬がアップするといった特典を受けられるのが特徴です。
WEBライティング実務士になるには?
WEBライティング実務士になるには、「WEBライティング技能検定」に合格しなければなりません。試験は毎月オンライン上で行われ、受験料6,000円で受けられます。
開催頻度 | 月1回 |
受験場所 | 自宅(Web) |
試験時間 | 90分 |
試験形式 | 四択問題 50問、記述式4問 |
受験料 | 6,000円 |
条件 | 「WEBライティング講座」受講者 |
ただし、受験は、ヒューマンアカデミーが主催する「WEBライティング講座」を受講している人に限られています。
そのため、合格するためには受験料だけではなく、講座の受講料もかかるので要注意です。
受験に欠かせない「WEBライティング講座」とは?
「WEBライティング講座」とは、ヒューマンアカデミーが運営する通信講座です。「WEBライティング技能検定」を受験するには、本講座を受講しなければなりません。
特に、回数無制限の質問サポートや、就職・転職サポートを受けられるのは、スクールならではのメリットです。
基礎知識を確実に身に付けたい方は、スクールで学びながら、資格取得を目指しましょう。
たのまなWebライティング講座についてはこちらも合わせてご覧ください。
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たのまなWEBライティング講座の特徴や評判は?メリットデメリットも解説
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WEBライティング実務士になる3つのメリット
WEBライティング実務士の資格を獲得すると、合格証と認定カードが発行されます。Webライターに資格は必要ありませんが、肩書きがあると箔が付きますよね。
ここからは、WEBライティング実務士になる3つのメリットについて解説します。
案件を獲得しやすくなる
資格をアピールすることで、Webライティングの知識があることや、社会人マナーを心得ていることが伝わり、クライアントからの信頼獲得につながります。
実績が少ない状態で案件に応募する際には、WEBライティング実務士の資格を持っていることを伝えると好印象です。
人気の案件になると、応募者のスキルが横並びになることがあります。そういった場合にも、資格があれば有利でしょう。
提携するクラウドソーシングで優遇される
WEBライティング実務士に合格すると、提携する下記のサイトで特典を受けられます。
提携サイトのみの優遇ではありますが、案件獲得時に役立ち、報酬アップにつながる可能性もあります。積極的に資格をアピールしましょう。
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- ランサーズ
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おすすめの人材としてメルマガで紹介される
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- サグーワークス
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自信がつく
Webライター初心者の場合、最初は実績が少なく、案件に応募しても選ばれないことがほとんどです。
しかし、資格があると、Webライティングの基礎知識を学び、試験に合格したという自信をもって活動を続けられます。
また、「WEBライティング講座」受講後に受験することで、これまでの学習の総まとめとして、自分がどのくらい理解しているのかを確認することもできるでしょう。
WEBライティング実務士を目指す際の2つの注意点
WEBライティング実務士になることで、スキルが証明でき、案件獲得につながります。
資格があって損をすることはありませんが、費用対効果の観点で気をつけるべきポイントがあります。
ここからは、WEBライティング実務士を受験する際の2つの注意点について解説します。
「WEBライティング講座」を受講しなければならない
「WEBライティング技能検定」を受けるには、ヒューマンアカデミーの「WEBライティング講座」を受講しなくてはなりません。
受講料と受験料などを合わせると41,000円かかるため、一般的な検定試験と比べると、少し高額になってしまいます。
また、講座の標準学習時間は6ヶ月に設定されています。基礎学習や試験勉強の時間が捻出できない人は、スキマ時間の活用や、朝活を視野に入れるなどの対策が必要です。
しかし、スクールで勉強しながら、資格の取得を目指したい方にとっては一石二鳥です。Webライティングの基礎から学び、案件獲得に有利な資格を取得しましょう。
必ず案件を獲得できるとは限らない
WEBライティング実務士の資格があれば、確実に案件を獲得できるわけではないということも頭に入れておきましょう。
クライアントがWebライターを選ぶ際に最優先するのは、これまでの実績です。資格があっても、実際にクライアントが望む記事を執筆できるかどうかは保証できないからです。
そのため、既に継続案件を抱えている人や、メインをブログにすると決めている人にとっては、WEBライティング実務士の資格が物足りなく感じるかもしれません。
資格は、あくまでアピールする際の最後のひと推しと考え、実績を作り、スキルを磨き続けることが大切です。
「WEBライティング技能検定」の勉強法
「WEBライティング講座」の教材には、「WEBライティング技能検定」のテキストや問題集が含まれています。
しかし、試験にはテクニックも必要です。
ここからは、「WEBライティング技能検定」に向けた勉強方法を紹介します。
Webライティングの基礎を学ぶ
試験では、義務教育で学習する基本的な文法についても問われます。接続詞や助詞、句読点の位置といった基礎についても改めて学習しましょう。
また、いつもは当たり前だと思っていることも、試験となると緊張して悩んでしまうことがあります。テキストで学んだ知識を忘れないように、試験前に復習しておくと安心です。
記述式の問題でも、誤字脱字や同じ語尾の連続といった初歩的なミスをしてしまうこともあります。落ち着いて文章を読み返す、口に出して読んでみるなどの対策で減点を防ぎましょう。
Webライティングの勉強法を詳しく解説しています。
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時間配分に注意する
試験時間は90分に設定されています。記述式の問題に時間がかかるため、全体の時間配分が欠かせません。
点数は、四択問題が50問で50点、記述式の問題が4問で200点の合計250点です。記述式の得点比率が高いため、時間不足に陥らないよう注意しましょう。
記述式の問題では、指定のキーワードを基に300文字以内のオリジナル文章を執筆します。文章の組み立て方や、読みやすい文章の書き方を学んでおけば問題ありません。
また、「WEBライティング講座」でのサポートとして、模擬試験を3回無料で受けられるため、時間を計りながら受けることをおすすめします。
過去問に挑戦する
教材に問題集も含まれていますが、一番参考になるのは検定の過去問題です。
日本クラウドソーシング検定協会の公式サイトから確認できますので、検定を受ける前に挑戦し、自己採点してみると良いでしょう。
公式サイトには解答例や、減点箇所も書かれています。自分の解答と比較しながら、苦手な部分を克服することが合格への近道です。
また、これまでの傾向として、記述方式の問題に苦戦する人が多いといわれています。過去の問題をたくさん解くことで、執筆スピードも早くなるので、ぜひ挑戦してみてください。
WEBライティング実務士になって損はない
実績がない初心者Webライターが苦労するのは、最初の案件獲得です。そんなとき、WEBライティング実務士の資格があれば、クライアントに対してスキルを伝えられます。
資格によって必ず案件が獲得できる訳ではありませんが、きっとあなたの心強い味方になってくれることでしょう。
試験は毎月開催されているため、興味がある方は「WEBライティング技能検定」をチェックしてみてください。