Webライターは独学でも始められる職業です。
しかし、独学で始められるからこそ
本で勉強したいが、選び方がわからない。
このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、Webライター初心者に向けた勉強本の選び方や、目的に合わせたおすすめ本をご紹介します。初心者はもちろん、さらにスキルを向上したい人もぜひ参考にしてください。
Webライター初心者向け勉強本の選び方
おすすめの本を紹介する前に、Webライティングの本を選ぶ際のポイントをお伝えします。
ライティングスキルの本は多数あり、小説の書き方からセールスライティング、取材ノウハウなどジャンルも幅広く展開されています。
書店でたくさん並ぶ本のなかから、Webライティングの勉強に役立つ本を選ぶには5つのポイントがあります。あなたにぴったりの本を探し、最短でWebライティングスキルを身につけてくださいね。
Webライティングを勉強する本を選ぶ5つのポイント
- Webライター専門の本を選ぶ
- 読みやすい本を購入する
- 最近出版された本で最新情報を手に入れる
- まずは文章術の本を読む
- SEO対策やコピーライティングを学んでスキルアップ
Webライター専門の本を選ぶ
書店に行くと、ライター向けの本がたくさん並んでいます。Webライティングについて学ぶときは、Webライティングに特化した本を購入しましょう。
起承転結で書かれる小説とは異なり、Web記事は結論から書き始めなければいけません。
Web記事には、読んでいる途中で読者に離脱されないためのテクニックや、クリックを促す工夫が施されています。Webライティングならではのルールもあるので、早めに学んでおくと良いでしょう。
読みやすい本を購入する
本を選ぶときのポイントとして、あなたにとって読みやすいかどうかが大切です。知らない単語や専門用語ばかりの本の場合、最後まで読み切る前に挫折してしまう場合があります。
無理して難易度が高い本を読み進めるのではなく、あなたのペースで学習していくことで、本の内容が実感を伴って身につきます。最初から上級者向けの本を選ぶのではなく、まずは初心者向けの本から手に取りましょう。
本のタイトルに「初心者」「未経験者」と書いてあるものや、イラストや漫画が多い本であればサクサクと読み進められます。
最近出版された本で最新情報を手に入れる
本を購入する際は、巻末にある奥付を確認し、発行年月日を確認しましょう。生涯活かせる文章スキルとは異なり、Webライティングのトレンドは頻繁に変化します。
年数回実施されるGoogle検索エンジンのアップデートや、新しいSNSの登場など、その時々によってSEOライティングの正解は変化します。直近1年以内に発行された本の情報を参考にすると良いでしょう。
まずは文章術の本を読む
Webライティングについて学ぶ最初の一冊は、文章術を扱った内容がおすすめです。本選びで悩んだときは、ネットで購入するよりも、書店で自分のレベルに合った本を選んだ方が最短でスキルアップできます。
なお、「そもそもどう書けばいいのかわからない」という人は、書く前の準備や考え方から解説した本を選びましょう。
結論ファーストや、改行を多めにするなどのWebライティング独自のテクニックについても文章術の本で詳しく解説されています。
日頃から文章執筆に慣れている方も、Webライティングの技術を学ぶために文章術の本を手に取ると良いでしょう。
SEO対策やコピーライティングを学んでスキルアップ
基礎を学んだ後は、SEO対策やコピーライティングを学びましょう。
SEO対策とは
また、コピーライティングについて学習するのもおすすめです。印象的なタイトルや見出しを書けるようになることで、より読者を惹きつける記事に仕上がります。
SEO対策やコピーライティングができると案件獲得や報酬アップも叶いますので、ぜひ身につけておきましょう。
Webライティングの独学におすすめの本9選
ここからは、具体的にWebライティング初心者におすすめの本をご紹介します。文章術の基礎を詰め込んだ本や、サクッと読めるストーリー仕立ての本など、Webライター必携の書籍を9冊厳選しました。
ライティングやSEO対策についてだけではなく、クライアントワークの獲得方法や仕事の進め方について書かれている本もあります。目的に合わせて選んでくださいね。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
本の解説
文章の基本的なルールを知りたい方は、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』がおすすめです。
ニュースサイト「ナタリー」で新人教育として用いられているノウハウが詰まった一冊で、書く前の準備や、悩まずに書くためのメソッドが書かれています。
77のテクニックに分かれており、仕事や家事のスキマ時間に読み進められることも人気の理由です。絵が多いため、本が苦手な方でもWebライティングの基礎を楽しく学べるでしょう。
2015年に発行されたものの、長年にわたってライティング本ランキングの上位に輝くバイブル的書籍です。
世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生
本の解説
タイトルの通り、基礎から丁寧に学びたい方にぴったりなのが『世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生』です。
「主語と述語のねじれ」や「修飾語と被修飾語の違い」といった基礎から、「仕事を円滑に進めるためのメール活用術」まで、Webライターとして活躍するために大切なことが凝縮されています。
また、先輩Webライター9名へのインタビューも掲載されています。稼げるまでの努力や失敗談などの実体験を参考に、あなたに合った執筆スタイルを探してみてはいかがでしょうか。
100倍売れる文章が書ける! Webライティングのすべてがわかる本
本の解説
2023年1月に発行された『100倍売れる文章が書ける! Webライティングのすべてがわかる本』は、「図や絵が多い本で、Webライティングの基礎からマーケティング戦略まで学びたい!」という方にふさわしい内容です。
全256ページにわたって、読者の心理的な3つの壁として知られる、見ない・読まない・行動しないを解消する方法を図解や具体例とともに紹介しています。
さらに、クライアントワークを受注するためのポイントについても解説されています。まだ案件を受注したことがない方にも、ぜひ読んでほしい一冊です。
デジタル時代の実践スキル Webライティング 読者が離脱しない、共感&行動を呼ぶための最強メソッド
本の解説
『デジタル時代の実践スキル Webライティング 読者が離脱しない、共感&行動を呼ぶための最強メソッド』では、具体的なWebライティングのノウハウを学べます。
執筆のフェーズごとに分かれており、勉強したい内容をすぐに見つけられる構成になっています。そのまま真似して使える構成の型や、取材のアポ取りの方法など、今日から実践できる内容が詰まった一冊です。
成果に直結する技術や、読者が途中で離脱しないためのテクニックも詰め込まれているので、Webライター上級者であっても新たな気づきを得られるでしょう。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション
本の解説
「SEOの知識を身につけたい!」「なかなか検索エンジンの上位に入らない…」という方は、『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション』を手に取ると良いでしょう。
謎のWebマーケターが活躍するストーリー仕立てとなっており、物語を楽しみながらSEO対策の知識を深められます。640ページもの超大作ですが、イラストと吹き出しを中心に構成されているので、あっという間に読み切れるでしょう。
SEO対策の基本的な方法から、コンテンツ制作のコツまで幅広く網羅しており、初心者から中級者まで参考になる一冊です。
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
本の解説
「SEO対策に加え、ライティングスキルの底上げを目指したい!」という方におすすめなのが、『SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64』です。
Webライティング講座やセミナーで10年以上講師を務める筆者による、集客と成約を目的としたテクニックが多数紹介されています。成功法則が64項目に分類されているため、気になる項目から読み進めても良いでしょう。
SEO対策のノウハウだけではなく、検索エンジンで上位に表示されるための「良質なコンテンツ」の作り方が丁寧に書かれており、長期的に活用できるスキルが身につきます。
ブログで5億円稼いだ方法
本の解説
SEO対策からアクセス解析、SNSの活用まで学びたい方には、『ブログで5億円稼いだ方法』がおすすめです。タイトルにはブログと書いてありますが、クライアントワークの方にとっても有益な情報が多数掲載されています。
Googleアナリティクスでの解析方法や、ブログでの成約数アップの方法などクライアントの売上に貢献できるスキルも学べるため、「既存クライアントに文字単価アップの交渉をしたいが、執筆スキルしかない」という方も必見です。
また、Twitterを活用して影響力を高める方法や、ブログを継続するコツも書かれています。Webライティング以外にも仕事の幅を広げていきたい場合にも、この一冊が力になってくれるでしょう。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
本の解説
名著100冊分の内容を学べる『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』は、文章術の本のなかから共通のノウハウをまとめ、1位から40位まで順位付けてある点が特徴です。
1〜7位を読むと基礎が身につき、20位までを読めば「文章がうまい人」と呼ばれ、40位までを読めば「プロ級の書く力」が鍛えられるよう、重要度順のランク付けがされています。
解説や悪い例も丁寧に記載されているため、新たな発見も見つかるはずです。Webライティング以外にも、日頃のメールやSNS、プレゼン資料でも活躍する基本的な情報が網羅された内容になっています。
ポチらせる文章術
本の解説
「90分くらいでスラスラ読めて、ガチで役立つコピーの本を作ろう!」というコンセプトで作られた『ポチらせる文章術』は、購入につながる文章術が学べる本です。
中身は会話形式になっており、物語のようにサクサクと読み進められます。読みやすい構成でありつつ、読み終わるころには新規顧客を獲得するためのステップや、売りにくい商品を売る方法など実践的なセールススキルが身につくでしょう。
また、すぐに使えるキャッチコピーのテンプレートも付いているため、真似するだけで素敵なコピーが作れます。コピーに苦手意識がある方にも手に取ってほしい一冊です。
Webライティングに活かせる本を探してスキルアップしてみましょう
日頃から文章を書くことが得意でも、Webライティングができるとは限りません。独学で始められる職業だからこそ、自分に合った本で勉強し、ライティングスキルをより確実なものにしましょう。
また、検索エンジンのアップデートや新しいSNSの登場によって、Webライティングのトレンドは日々移り変わっていきます。
初心者のときの学習用としてはもちろん、スキルアップのためにも本を読み、新たな知識を獲得し続けていくことが大切です。