転職

新卒と中途採用の違いを理解してから転職しよう!

転職者の多くは中途採用になります。

初めての転職の場合、新卒中途採用との違いにとまどうことが多いようです。

面接では、新卒も中途も同じような質問をされますが、実は評価ポイントには大きな違いがあります。

今回は、新卒採用と中途採用との評価ポイントの違いを項目別に比較し、解説します。

新卒と中途採用では評価基準が大きく違う

転職者と新卒者の評価ポイントで、一番大きな違いは「やる気と実力」です。

面接では、「わが社に入ったら何がやりたいですか」という同じ質問をされたとしても、新卒者と転職者とでは求められている答えは違うのです。

例えば、新卒者ならば「こんなこともやってみたい。あんなこともやってみたい」といった答えでもプラスの評価を受けるでしょう。

未知の世界に対する好奇心や向上心が伝わり、将来性を感じさせます。

一方、転職者が同じ答えをしたならば、評価は下がります。

なぜならば、転職者は社会人経験をもっているため、採用担当者は「やりたい」という希望よりも「何ができるのか」を答えとして聞きたいと思っているのです。

転職者ならば「前職での営業経験をいかし、営業企画で戦略を練る仕事をやりたいと思います」など、前職との関連を持たせつつ、新しい仕事へのチャレンジ精神をみせることが大切なのです。

新卒者と転職者は、採用後の入社時期も異なります。

新卒者は、採用が決定しても入社は4月であることがほとんどです。

しかし、転職者は採用が決まったら遅くても3カ月以内には入社します。

つまり、新卒者は入社までの数カ月間で必要なスキルを学ぶことができますが、転職者はすでにもっている実力ですぐに勝負することが求められるのです。

求人情報

新卒者は「情報をもらえる」が転職者は「情報は自分で探す」

新卒者の面接では、採用担当者が会社の基本情報を説明会のように解説してくれます。

しかし、転職者の面接では「すでに知っている」という前提で面接が始まります。

転職者は、面接の前に自分の力で企業研究をし、必要な情報を集めておく必要があるのです。

転職者の面接のときには、採用担当者は「どれだけ企業研究をしてきたか」を探ります。

新卒面接は、グループ面接がほとんどですが、転職者面接は個人面接がほとんどです。

一人一人に時間をかけて、「どれだけ企業研究をしてきたか」を探ることができます。

企業研究の方法は、インターネットや業界誌などを活用します。

自分なりに調べても、不明点が残るようならば面接の時に質問してみるといいでしょう。

質問内容によっては、評価をプラスにすることもあるのです。

志望動機と退職理由は評価の一大ポイント

転職面接でも新卒面接でも志望動機は必ず聞かれます。

しかし、評価ポイントは異なります。

新卒者の志望動機は「憧れ」でかまいません。学生時代の体験や将来の希望を織り交ぜながら、熱く語ることができれば評価はプラスになるでしょう。

しかし、転職者の志望動機は「貢献」という言葉がポイントです。

自分の希望や憧れは二の次にして、「自分を採用すると企業にどのくらいプラスになるのか」を伝えることが大切なのです。

また、転職者は退職理由も志望動機とセットで質問されます。

退職理由を聞く目的は「問題なく退職できているのか」を聞き出すためです。とくに人間関係に問題があって退職していることがわかると、評価は下がります。

人を採用するとき、実務能力以上に「人間関係の潤滑さ」を採用担当者は重視します。

新卒面接でも「アルバイトの辞め方」について聞く企業も多いのです。

面接のときには、つい志望動機を大切に考えがちですが、実は退職理由のほうが採用担当者は重視していることもあります。

自己PRに使うエピソードの選び方

新卒者も転職者も自己PRは求められます。

印象に残る自己PRをするためには、具体的なエピソードを交えながら話すことが効果的です。

ただし、使うエピソードは「ひとつ前の時代の経験」を使うことがポイントです。

例えば、新卒者の自己PRならば「学生時代の体験」がひとつ前の時代のエピソードになります。

そして転職者ならば「前職での経験」がひとつ前の時代のエピソードになるのです。

転職者が学生時代の話をしたり、留学時代の話をしたりしてしまうと、採用担当者は「学生時代にはすばらしい経験があるようだが、社会人になってからの経験はないのか?」と疑問に思ってしまうのです。

転職者の自己PRの内容は、ひとつ前の仕事内容を使い、自分の実務能力や意欲が伝わるように話すことがポイントになります。

転職者は「ビジネスマナー」も評価される

新卒採用と転職採用の評価ポイントの違いの中には、「ビジネスマナー」も含まれています。

新卒者は、多少ビジネスマナーに問題があっても評価に影響は与えません。

挨拶などの基本的なマナーに問題があればマイナス評価になりますが、文書作成などの細かいマナーは、入社後の研修で習うことができるからです。

ただし、転職者は書類の不備も細かな表情も「常識」として扱われるため、評価の対象になります。

最後に

中途採用の転職者と新卒とでは、採用担当者がみるポイントもレベルも違います。

中途採用である転職者は、一人のプロとしてみられるため、求められるレベルは高いのです。

「求められるレベルが高い」と聞くと、「中途採用は新卒採用よりも損」と思うかもしれません。

しかし、求められるレベルが高い分、給料や待遇は自分の希望が通ることも多いのです。