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介護業界に転職!「ケアマネージャー」を徹底解説

介護の仕事に携わると「ケアマネージャー」という言葉を必ず耳にします。

「ケアマネージャー」とは、介護業界の中でもトップに値するといっても過言ではない資格の名称です。

今回は、介護業界に転職するなら目指したい「ケアマネージャー」について徹底解説します。

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ケアマネージャーの仕事内容とは?

「ケアマネージャー」とは、介護支援専門員といい、介護サービスを利用する「利用者」やその家族と介護サービスを結びつける仲介者となる人です。

家族の一人に介護が必要な状態となっても、多くの人は「どこの誰に相談したらいいのか」がわからないのではないでしょうか。

それ以前に「介護が必要なのか」の判断すらも難しいものです。

そんなときに「介護全般」について相談できる人が「ケアマネージャー」なのです。

「ケアマネージャー」の仕事は、介護の「利用者」になる前から始まります。

「介護が必要な状態か」を判断するためには、要介護認定が必要です。

要介護認定とは、「歩行が可能か」「寝返りができるか」などの身体機能の確認だけでなく、「理路整然と話ができるか」「感情的にならないか」などの精神的な面も確認したうえで認定されます。

認定調査を受けた結果、「要介護」と認定された人は介護保険サービスの利用を開始することになるのです。

ただ「要介護」と認定されたとしても、要介護にはレベルがあります。

要介護1から数字が増えれば増えるほど、介護の必要度は高くなるのです。

また、一人暮らしなのか同居家族がいるのかでも必要な介護は変わってくるでしょう。

そうした「細かい介護の内容」を一緒に考え、提案してくれる人が「ケアマネージャー」なのです。

そのためケアマネージャーは、介護サービスについての知識だけでなく、法的は知識や介護する家族の気持ちなど、幅広い知識と理解が求められます。

転職と資格取得の関係を徹底解説

ケアマネージャーになる方法

介護福祉士などで5年以上の実務経験を積み、介護支援専門員実務研修受講試験を受け、合格したら87時間以上の研修と実習を受けます。

87時間以上の研修が終わったら、登録申請を行い「ケアマネージャー」の証を受け取り、初めて「ケアマネージャー」と名乗ることができるのです。

「ケアマネージャー」となっても、資格は5年更新になっています。

5年ごとに研修を受け続ける必要があるのです。

2018年までは、特別養護老人ホームなどで5年から10年の経験があれば受験資格を取得することができましたが、2018年以降は「保険・福祉・医療系の国家資格を所持していて実務が5年以上であること」もしくは「生活相談員など相談援助の経験が5年以上」だけに絞られることになっています。

「介護の仕事は入りやすい」と言われていましたが、需要と供給が増えてくるにしたがって、資格を取得するハードルも上がってきているといえるでしょう。

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「ケアマネージャー」に適した性格は

「ケアマネージャー」は、介護福祉士や介護職員のように利用者の介助を直接行う機会は少ないでしょう。

利用者と家族の希望や現状を把握し、必要なサービスを提案することが大きな仕事です。

つまり「いかに動けるか」よりも、何を必要とし求めているのかをくみ取るスキルが重要になります。

ケアマネージャーになる人は、介護福祉士のように介護の現場を知っている人とは限りません。

「医療系の国家資格を持っていて5年以上の実務経験」があれば受験資格はあるのです。

例えば、歯科衛生士や理学療法士のように「介護」とは直接関係がない業界で働いていた人でも「ケアマネージャーになりたい」と思えば受験資格はあります。

しかし、ケアマネージャーは「介護の現場」を知っていなければ、求められているサービスを的確に提案することは難しいかもしれません。

もしも介護とは関係のない職種からケアマネージャーを目指そうと思うならば、雇用形態にかかわらず「介護の現場」を経験しておいたほうがいいのではないでしょうか。

ケアマネージャーに適した性格は「人に好かれる人」でしょう。

ケアマネージャーは、利用者との契約を結ぶことから始まります。

契約が結ばれたらサービスを開始することになりますが、必ずしも契約期間を全うできるわけではありません。

中には、利用者との相性が悪く契約途中で「ケアマネージャーを変えてほしい」と言われてしまうこともあるのです。

利用者が安心して相談できるケアマネージャーになるためには「利用者と家族がわかりやすい説明ができること」と「利用者と家族が求めていることを理解することができること」と「提案するプランをいくつも考えることができる柔軟性」が大切でしょう。

そしてなによりも「介護の現場」を知っていることは、よいケアマネージャーになるために不可欠なことです。

介護業界に転職し、介護の仕事をしてみたらやりがいを感じた人は「ケアマネージャーになる」という大きな目標を掲げてみてもいいのではないでしょうか。

使える資格と勉強方法

介護業界のリーダーになる方法

ケアマネージャーは、介護業界のトップの資格とも言えますが「人を介護することが好き」な人にとっては、介護を直接することが減ってしまうため、ケアマネージャーは最適な目標とは言えないかもしれません。

介護の現場が好きならば、介護の現場でリーダーになってみてはいかがでしょうか。

介護の仕事はチームワークが大切です。

チームのリーダーは、チーム仲間の人間関係がうまくいくように調整するスキルも必要です。

介護の仕事の種類は多いため、どの人が何を得意としているのかを見極めて人員配置を考える必要もあります。

介護福祉士は、介護の現場で働く人の資格の中ではトップの資格です。

国家資格であるため、介護業界の中で転職するときには有利になるでしょう。

介護福祉士の資格を受験するためには、実務者研修と実務経験が3年以上必要です。

実務者研修も介護の資格の一つで、介護に関する講義や研修を受けます。

少し前まで、介護の仕事をするなら「ホームヘルパー2級」と言われていました。

現在は、ホームヘルパー2級ではなく「介護職員初任者研修」という名前になっています。

介護職員初任者研修は、介護業界に入るならばぜひ取得しておきたい資格です。

介護に関する基本的なことを学ぶ資格ですが、持っていれば仕事の幅は広がります。

介護の仕事には、多くの資格が段階的に用意されています。

最初は介護職員初任者研修から始まり、実務者研修、介護福祉士へと続きます。

介護福祉士として働いていくうちに「より利用者に寄り添ったサービスを提案したい」と思ったならば、ケアマネージャーを目指してもいいでしょう。

介護の仕事には、介護福祉士もケアマネージャーも必要な存在です。

どの現場でリーダーを目指すかは、その人の適性と性格によって異なるでしょう。

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ケアマネージャーのまとめ

ケアマネージャーになると、施設だけでなくケアマネージャーだけで作られている事業所に所属することもできます。

事業所は、特定の施設に所属していないため、しがらみや余計な気づかいなく利用者に適したサービスや施設を提案することができるのかもしれません。

「自分がどのように介護に携わっていきたいのか」がわかれば、介護の仕事の幅は広がっていくのではないでしょうか。

福祉系の国家資格はほかにもあります。ケアマネージャーから社会福祉士になるには?働きながら精神保健福祉士になるには?